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早稲田大学エウプラクシス叢書

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写真:プレデール立地論と地政学

水野 忠尚 著

A5判 262ページ / 本体 3,500円+税(2018年3月1日発売)

 イギリスのEU離脱、ロシアのクリミヤ半島問題、ウクライナの混乱、シリアをはじめとする中東の混乱、中国の強引な海洋進出、アメリカ・トランプ大統領の誕生、北朝鮮の核問題など、世界の安全保障をめぐる政治体制は不安定化している。
 一方、経済面においても、リーマン・ショック、中国経済の減速などに象徴されるように、世界経済はグローバル化の進展とともに不透明感を増している。
 こうした混迷する世界政治と世界経済に秩序をもたらす手がかりを与えるのが、アンドレアス・プレデール (1893-1974) が提示した立地論を基礎とした世界経済論である。プレデールは、経済空間と政治(国家)空間の範囲の違いから生ずる諸問題を検討し、経済効率を損なわないためには政治の調整、すなわち国際的な政治的統合が必要であると主張したドイツの経済学者である。その経済思想は、EUなど戦後のヨーロッパ統合のなかにも貫かれている。しかし、有名な学者であるにもかかわらず、日本においてはいま一つ知名度が低い。
 本書は、プレデールに関する本邦初の本格的研究であり、混迷する現代に秩序をもたらす手がかりを見出そうとするものである。

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写真:Japan’s Pre-War Perspective of <br>Southeast Asia

Petra Karlová 著

A5判 320ページ / 本体 4,000円+税(2018年1月30日発売)

The established theory argues that pre-war Japan’s perspective of Southeast Asia was mainly concerned with its natural resources. However, this book on ethnologist Matsumoto Nobuhiro shows that scientific study of Southeast Asian culture had already existed in this time. It traces the formation and development of Matsumoto’s ideas on Southeast Asia based on his writings in the period 1919-1945. Matsumoto started studying this region from evolutionist ethnology and decided to focus on it under the influence of diffusionist ethnology, because he believed in significance of Japan's relation with Southeast Asia in ancient times. In the 1930s and 1940s, he established Southeast Asian studies and Vietnamese studies by bringing research materials from French Indochina to Japan, introducing them to the Japanese people and founding research institutes at Keio University. He acquired various theories from Western and Japanese scholars and somewhat adjusted his arguments to the political climate of the era. This book examines evolutionist, sociologist and diffusionist ethnology, Southern Culture Theory, Southward Theory, Climate Theory, Orientalism, Southern Advance Theory, and Pan-Asianism in his works. It reveals that Matsumoto’s perspective of Southeast Asian culture was a patchwork of arguments from many theories. In this pattern, he offered multiple views on this culture, which instigated further development of Southeast Asian studies in diverse fields, but his conclusion on Japan-Southeast Asian relations remained ambiguous.

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写真:植民地台湾の自治

野口 真広 著

A5判 334ページ / 本体 4,000円+税(2017年12月25日発売)

日本統治時代、立憲主義に基づき英米の植民政策を応用して台湾人による自律的な地方自治を目指した人々がいた。
早稲田大学で学んだ楊肇嘉を中心に、植民地時代の台湾人による自治運動がどのように形成されたのかに注目し、日本の植民地施策研究に新たな視点を与える。

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写真:中国賃金決定法の構造

森下 之博 著

A5判 330ページ / 本体 4,000円+税(2017年12月20日発売)

社会主義における賃金決定の原則「労働に応じた分配」は、市場経済においてどのように継続しているのか。
中国の政労使、そして中国進出している日本企業にとって重要な賃金決定の仕組みを歴史・制度分析により明らかにする。

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写真:中国メディアの変容

陳 雅賽 著

A5判 288ページ / 本体 4,000円+税(2017年11月10日発売)

国家とメディアの関係はどう変わるのか——。5つの“突発事件”(SARS事件、四川大震災、温州列車脱線事故、天津爆発事故、雷洋事件)報道から検証する。
中国における報道の自由に、ネットメディアはどのような役割を果たしているのか。

「本書は中国メディア研究の学術書でありながらも、中国社会の今後の変化を幅広く考察するうえで多くの素材とヒントを与えてくれる。」2018年3月17日 図書新聞にて紹介。執筆者:藤野彰氏(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授)。

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写真:日韓文化交流の現代史

鄭 榮蘭 著

A5判 330ページ / 本体 4,000円+税(2017年11月10日発売)

政府主導で東アジア地域を中心に「韓流」を広めた韓国、民間主導で欧米に「ネオ・ジャポニスム」を巻き起こした日本。この両国を主な例に、グローバル化社会における各国の文化政策の違いと役割を考える。

「本書は豊富な資料を基にして、そのような戦後の日韓の現代史の政治・経済・政策・相互認識・アイデンティティにわたる側面を描き出している」図書新聞2018年4月21日号にて紹介。執筆者:佐野正人氏(東北大学大学院国際文化研究科准教授)。

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写真:小児気管支喘息の患者教育

飯尾 美沙 著

A5判 278ページ / 本体 3,600円+税(2017年8月10日発売)

小児気管支喘息をはじめとする慢性疾患の患者は、長期にわたる疾患の自己管理が求められる。患者の自己管理行動を遂行させるために、看護師などの医療従事者によって患者教育が実施されているが、わが国では小児喘息の患者教育は十分に実践されておらず、またその手法も確立されていない。
従来の患者教育の長所をいかしつつ、時代の一歩先を見据えた小児気管支喘息の患者教育法を提言する。

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写真:蜀の美術

楢山 満照 著

A5判 272ページ / 本体 3,600円+税(2017年4月5日発売)

後漢時代の蜀、すなわち現在の四川地域でつくられた鏡、および画像石や石闕などの石造遺物には、独特の図像表現がみられる。「官営工房の動向」と「儒教の礼教主義」という2つのトピックから、この時代の四川地域で作られた造形美術にみられる独特の表現形式の経緯を探る。掲載写真多数。

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写真:シンガポールの奇跡

坂口 可奈 著

A5判 262 ページ / 本体 3,500円+税(2017年4月5日発売)

建国から半世紀、世界有数の裕福な国に発展したシンガポール。独立当初、国としての存続が危ぶまれた状態から、その後「東南アジアの奇跡」と呼ばれるに至るまでの発展の理由を、多民族国家、能力主義国家、移民国家という3つの側面から明らかにする。

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写真:クリティカル・シンキング教育

酒井 雅子 著

A5判 326ページ / 本体 4,000円+税(2017年2月1日発売)

自分の頭で広く深く考え、批判的・客観的に判断して行動する人材を育てる教育、クリティカル・シンキング教育。提唱者であるリチャード・ポールおよびマシュー・リップマンの理論を解明しつつ、同教育の実践的方法を提示する。

推薦のことば
「グローバル化、IT(インフォメーション・テクノロジー)化等、社会の変化が著しい。思考力の養成は時代を超えた不易な課題でもあるが、このような多元論理の時代にあって、クリティカル・シンキング教育を新たに開拓していくことは喫緊の課題である。本書はこの課題に、理論的及び実践的に応える大著である。リチャード・ポール及びマシュー・リップマンの理論を解明しながら、クリティカル・シンキングの実践的方法も提示している。」日本国語教育学会理事長、筑波大学名誉教授・桑原隆氏
「本書は、広い知見に基づく学術書である。また、価値の多様化、高度情報化の現代を生きる若者を育てる提言書でもある。自分の頭で、広く深く考え、しかも批判的・客観的に判断して行動できる人材を育てるには、子供の頃から哲学的な教育を行ない、多面的な見方ができるようにするのが必要である。まわりの意見に同調し流されがちな日本人に、この極めて重要な提言である力作の一読を、ぜひお勧めしたい。」東京学芸大学名誉教授・井上尚美氏

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